ゆき盲ろう者ワールド シリーズVOL.4
「映画」
映画との出会いは、小学生のとき。
懐かしの昭和のテレビに映し出された数々の映画のうち、ジャッキー・チェンのカンフー映画やチャップリン映画、ミスター・ブーシリーズ映画が特に好きだった。
台詞がわからなくても、顔の表情、動きを見てなんとなくわかって楽しめた。
学生のとき、社会人になってからも、映画館では、暗い館内で空席を探すのが一苦労。
なので、友達と一緒のときは手引きしてもらったり、1人で映画を観に行くときは、映画が始まる前に明るいうちに座り、映画が終わっても電気がつくまで待ち、明るくなったら出るようにしていました。
また、スクリーン全体が見えるように最後方の座席に座るようにしていました。
ここ近年は、DVD鑑賞することが増えました。
いまのデジタルテレビの方が、鮮明度が高く、映像がきれいで、24インチの画面の大きさならいまの視野範囲にすっぽり入るのでちょうどいいです。
また、最近の映画は場面がよくコロコロ変わるので、おいつけないこともあります。
そんなときは、ストップし早戻しして、気になった場面を再確認できるので、もっぱらDVD鑑賞です。
全盲ろうの方の場合は、音声ガイド文字起こしした点字版テキストデータを読みます。
音声ガイドはまた違った楽しみ方があると思います。
いま、上映中の「光」も気になります。早くDVD化にならないかな~。
それからアメリカ映画とフランス映画の「奇跡の人」もおすすめです。
アメリカ映画の方は、ヘレン・ケラーとサリヴァン先生を描いた「奇跡の人(“The Miracle Worker”)」、フランス映画の方は、19世紀末、フランスに実在した”もうひとつ”のヘレン・ケラー物語「奇跡のひと マリーとマルグリット」があります。
どちらもおすすめ♪