新米子駅体験会 体験報告
鳥取県盲ろう者支援センターの中西です。
鳥取県視覚障がい者支援センターさんから情報提供をいただき、7月30日に開催された「見えない、見えにくい人のための新米子駅体験会」に盲ろう当事者の方と一緒に参加しました。
JR職員、米子市職員、シャミネ(米子駅に新しくできた店舗)職員の方が参加され、1時間半かけて1F北口から改札、連絡橋、券売機、休憩所、がいなロード、1F南口、3カ所のトイレ等についてそれぞれ説明を受けました。
盲ろう当事者の方は、車いすで参加されました。
体験してみて弱視難聴のその方は、「1F北口のエレベーター前が暗かった。」「2F改札口先が眩しくて歩けない。」「案内板(時刻表など)の高さが高い」と3点ほど不便に感じられたことの感想を聞かせてくださいました。
一緒に参加してみて、言われた通り私も2Fは全体的に窓が多く、日の光が入りやすい設計になっており、通路の色も白みがかったタイル?で光を反射して眩しく感じました。
がいなロードの点字ブロックも床の色に合わせたのか、駅前の点字ブロックとは異なりクリーム色のような色で分かりにくいと感じました。
2Fのトイレの案内表示の横に広告が掲示されていてごちゃごちゃしている。また壁に木材を使用しているので表示が見えにくい印象でした。
案内板や点字案内は基本的に歩ける人を対象にした高さで、車椅子では届かない部分もありました。
休憩所の椅子は、雲の形をした背もたれをで、机もまっすぐではないので、通訳・介助するときは情報を伝えないとリスクを伴うことがあると感じました。
エレベーター内は広く方向転換をしなくても出入りができるので介助しやすいと感じました。また、がいなロード内の手すりは切れ目なく続いているので安心感があると感じました。
視覚障がい者支援センターの職員さんが、改札口先の眩しいスペースについては要望してみようかなと話されていました。改善することを期待したいです。