盲ろうとは

盲ろうとは、視覚障害の「盲」と聴覚障害の「ろう」からできた言葉で、「視覚」と「聴覚」に障がいがある状態のことです。

知ってください、盲ろうのことを!

この障がいを持っている人は、全国で約14,000人、鳥取県内には約80人の盲ろう者がいると言われています。 一人での行動や意思伝達が難しいために、場合によっては社会から孤立してしまうことがあります。

盲ろう者の4大別

全く見えない 見えにくい
全く聞こえない 全盲ろう 弱視ろう
聞こえにくい 全盲難聴 弱視難聴

盲ろう者の3大困難は!

  • 他者とのコミュニケーション おしゃべりや会話(誰かと話をする)
  • 視覚的・聴覚的情報の入手 見ること・聞くこと(自分で情報をとる)
  • 戸外での歩行や交通機関での移動 外に出かけること(ひとりで家から出る)

その人に合わせたコミュニケーション方法

盲ベースまたは中途失聴・失明の方

  • 点字
  • 指点字
  • 音声
  • 手書き文字(手のひら書き)
  • ブリスタ(点字タイプライター)
  • 筆記
  • パソコン

など

ろうベースの方

  • 手話
  • 弱視手話(接近手話など)
  • 触手話
  • 指文字
  • 筆記
  • パソコン

など

盲ろう者の方と楽しくコミュニケーションするコツ!

音声会話
聴力が少しある方には、耳元で話したり、補聴器のマイクに向かって話す方法があります。
音声会話の様子
触手話
相手の手話が見えない方には、手話の形を触って読み取る方法があります。
触手話の様子
弱視手話
視力低下、視覚が狭いなどの状態に合わせて見える範囲で手話を表し読み取る方法があります。
音声会話の様子
指点字
点字タイプライターを打つ代わりに、6本の指に直接点字を打って、読み取る方法があります。
音声会話の様子

他にも「手のひら書き」「筆談」などのコミュニケーション方法が色々あります。