ラジオ出演しました
1月17日の防災とボランティアの日に、鳥取盲ろう者友の会の菅澤事務局長がラジオ出演いたしました。
鳥取盲ろう者友の会のこと、鳥取県盲ろう者支援センターのこと、盲ろう者と災害についてインタビューを受けました。
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少し長くなりますが、インタビューを以下にまとめましたので、お暇なときにご覧ください。聞き手はダラズFMのまいさんです。
(まい)今日は鳥取県盲ろう者支援センターの事務局長の菅澤則夫さんにお話を聞きたいと思います。菅澤さんおはようございます。
(菅澤)おはようございます。今日はよろしくお願いいたします。
(まい)鳥取県盲ろう者支援センターは鳥取県内では米子市しかないということで、視覚、聴覚の両方に不自由を感じていらっしゃる方の支援のために、できることをされていらっしゃるということで。こちらは鳥取県からの委託を受けて運営されていらっしゃるということですが、そもそもは実は(友の)会でやられていたということですが、立ち上げのきっかけなどをお伺いしてもよろしいですか?
(菅澤)盲ろうという言葉はなじみがない言葉だと思いますが、今説明して頂いたように目と耳の両方に不自由がある人なんですね。僕は最初、手話の勉強をしていて、その聞こえない人たちの中に目が見えなくなってくるような人が何人かおられて、そういう人を囲んで交流をしていた人たちがいるんですね。全国的にも全国盲ろう者協会なんていうのもできて、盲ろうの人に対する支援がだんだん広がってきた時期で、全国の都道府県でも盲ろう者友の会ができ始めたころで、その時に鳥取県でも「盲ろう者友の会」を作ろうか、ということで声をかけたら、活動していた人たちが集まってくれて「友の会」ができました。
(まい)で、その活動に対して、鳥取県が県としてもやらんといけんことだから、ぜひお願いします、という委託があったということで、28年度に米子で(支援センターを)開設されたということですね。
(菅澤)そうです。
(まい)こちらの事業内容としては、「盲ろう者向け通訳・介助員派遣事業」、「盲ろう者向け相談・支援事業」、「盲ろう者向け通訳・介助員養成事業」を行われているということですが、今現在ご登録のある通訳・介助員は何人ぐらいいらっしゃいますか?
(菅澤)平成21年度から養成を初めて10年くらいたちますが、その間にだんだん増えてきて今は130人くらいいます。
(まい)意外といらっしゃいますね。それでも支援を必要としていらっしゃる方も、多くいらっしゃるんですよね。
(菅澤)聴覚障がいや、視覚障がいといった、単独の障がいの人とくらべると1/10以下くらいですが、両方の障害がある人は県内で50人くらいです。
(まい)手帳の認定が下りてない方も含めるとかなりいると思うんですけど。
(菅澤)そうですね。生活しづらさを抱えている方はたくさんおられると思います。
(まい)どちらか片一方だけだったらまだその片方で情報を得ることができますが、両方で不自由を感じられている方は外から情報を得る機会が本当に少なくなってしまうということで、どのように支援をされているのかというのが気になりますが・・・例えば外出される際に付添をされたりですとかですか?
(菅澤)そうですね。本当にぜんぜん見えなくて聞こえない人だと、何をするにも情報が要りますので、普通に生活するいろんな場面で通訳介助員がいると普通の人と同じように活動ができるので、そういう支援をしています。
(まい)なるほど。私たちは見えるし聞こえるので、想像がつかないような、些細なことのように感じるかもしれないけれど、本人にとってはすごく必要なこと。分からないことを相談できるように相談支援も行っていらっしゃるんですよね。
(菅澤)はい、そうですね。
(まい)チラシを拝見した際に思ったのは、支援を必要としている人に向けてというよりは、こういう人たちが身近にいるという方や、こういう支援がしたい、自分が役に立つことをしたい、という方に向けてのチラシかな、と思ったんですが。
(菅澤)はぁ。
(まい)チラシにある3つの事業のほかに、盲ろう者に対しての支援として、生活訓練とか、コミュニケーションの支援もしていらっしゃるということですが、そちらついてお伺いしてもいいですか?
(菅澤)例えば少し高齢になってから見えなくなったり聞こえなくなってくると、自分で情報を得ることがなかなか難しいので、点字を覚えると自分で情報を得られるので点字の勉強を始めたり、見えにくくなってきた人でも手話を覚えたり、コミュニケーションの方法はいろいろありますので、手のひら書きをしたり、その人に合ったコミュニケーションの方法をまずつくらないとその後の支援ができませんので、そういう勉強、練習をしようというのがコミュニケーション訓練ですね。
(まい)こちらの事業、支援事業とか、お教室、講習会などは、基本的には支援を必要とされているかたのところに出向いて行ってされているんですよね。
(菅澤)そうですね。単独で動くのは難しいですから、
(まい)そうですよね。
(菅澤)その人が相談に来られることはほとんどないですね。家族と一緒に来られたり、見えにくくても自分で歩かれる方は来られることもありますが、だいたい難しいですね。
(まい)(鳥取県)東部、中部の方でもそうなんですね。大変な事業だと思いますが・・・今、その介助員を目指したい、自分も勉強をしてみたいという方に養成事業をされているということなんですが、どのようなことをされているんですか?
(菅澤)「養成講習会」という名前でやっています。移動の介助のしかたやコミュニケーションの方法で、周りの情報をどう伝えるかとか、ま、そんなようなことですね。
(まい)その養成講習会を勉強して、晴れて通訳・介助員になれると。
(菅澤)はい、そうです。
(まい)いや、でも、講習を受けたからと言って実践でバリバリ行けるぞ!というわけではないですよね。やはりね。あの、経験やいろいろな方とのコミュニケーションを取りながら少しでも多くの知識を広めて頂くきっかけになりますよね。
菅澤さん、今日1/17は「防災とボランティアの日」ということで、
(菅澤)はい、そうですね。
(まい)このような専門知識をお持ちでない方でも、災害が起きた際に近所にそういう障がいのある方がおられる場合に、何かしてあげたいとか、どうにかして危険を伝えたいと思っても方法が分からないと思うんですけど、ね。
(菅澤)はい。
(まい)私なんかもそうなんですが。ひとつちょっと、わたしたちにも役立つような、災害が起こった際など、そういった方に「伝える」手段について知恵をおしえて頂けないかと思うんですが。いかがですか?
(菅澤)「手のひらに書く」というのがだいたいどなたにでもできる方法だと思います。
(まい)相手の手のひらに書く?
(菅澤)見えなくて聞こえないと誰が来たのかもわからないので、最初は肘のあたりをちょんちょんと触って頂いて、それから誰が来たっていうのを(手のひらに)書いて、「一緒に避難しましょう」など書けばいいと思うのですが、普段から接してないと、誰が来たかというのも理解してもらえない場合もあると思います。災害で困る人はたくさんおられると思いますが、日頃から少しでも交流があって、誰が来たか分かるとその後の支援がしやすいと思います。
(まい)なるほど。地域、ご近所の支援防災計画の中に「日頃からのコミュニケーション」をいれておく。
(菅澤)そうですね。
(まい)でも、いきなり顔を合わせても難しいというところがありますよね。
(菅澤)そうですね。
(まい)専門の方に「教えて下さい」と言って聞いたら、来ていただけるんでしょうか?
(菅澤)あ、それは、いくらでも行きます。
(まい)なるほど。それと「手に書く」と言われていましたが、ふつうに文字で「あいうえお」、「こんにちは」とかでいいですか?
(菅澤)そうですね。最初はひらがなでいいと思うんですが、手のひらの指じゃないところ、手のひらいっぱいに大きく、小さい字だと読みにくいので、大きく、その人が読めるスピードで書いていただくと読めると思います。
(まい)なるほど。いざという時は手のひらに書いてあげる。そしてそこから連れて、案内してあげるということ、そして日頃からのコミュニケーションがやっぱり大切ということですね。
(菅澤)それがないと、手のひら書きも自分で目をつむって誰かに書いてもらうと、なかなか読めないので、やっぱりお互いに慣れておくことが必要だと思います。
(まい)そうですか。やっぱり普段からの接触というか、コミュニケーションを取っておくことが第一のね。
(菅澤)そうですね。ちょっとでもそういうのがあると、いざという時に役立つと思います。
(まい)分かりました。最後になりますが、菅澤事務局長からラジオをお聞きの皆さんにひとことPRなどありましたら、よろしくお願いします。
(菅澤)養成講習会を毎年5月ごろから11月ごろまでの間、84時間かけてやります。平成31年度は米子市でやる予定ですので、興味のあるかたはぜひおいでいただいたらと思います。
(まい)ありがとうございます。お問合せは鳥取県盲ろう者支援センターまで。
(菅澤)「盲ろう者友の会」で検索するとホームページも見れます。よろしくお願いします。

