ゆき盲ろう者ワールド シリーズVOL.6
「盲ろう者向け通訳介助員」
前回の「旅行」を読まれた方から「通訳介助員って何?」「通訳介助員のこと初めて知りました」との声が寄せられました。
今回は、盲ろう者向け通訳介助員について具体的にお話させて頂きます。
盲ろうがもたらす困難は
「他者とのコミュニケーション 」
おしゃべりや会話(誰かと話をする)
「視覚的・聴覚的情報の入手」
見ること・聞くこと(自分で情報をとる)
「戸外での歩行や交通機関での移動」
外に出かけること(ひとりで家から出る)
この三つを補償するための人的サポートが「通訳介助員(者)」です。
盲ろう者のコミュニケーションは多様です。大きく分けると以下のようになります。
今まで行っていたコミュニケーションが困難になり、新たなコミュニケーション方法を習得する方が多いのも特徴です。
【ろうベースの方】
弱視手話
触手話
指文字
筆記
パソコン
【盲ベースまたは中途失聴・失明の方】
点字
指点字
音声
手書き文字(手のひら書き)
ブリスタ(点字タイプライター)
筆記
パソコン
通訳介助員のおかげで、盲ろう者が社会参加でき、周りとのコミュニケーションを図り情報をキャッチできるようになりました。
盲ろう者向け通訳・介助員養成講習会を修了すれば、通訳・介助員になれます。今年度は県中部で養成講習会開催中です。来年度は東部で開催予定です。
倉吉市で現在開催している、養成講習会では盲ろう者と初めて出会った受講生も多いようですが、秋には、登録通訳介助員として活動されるのでとても期待しています。
筆者も盲ろう者のために何か役に立ちたいと思い、講習会を受講して、通訳・介助員に登録しています。
盲ろう者と共に、盲ろうの世界で活躍する通訳介助員の皆さんはとてもイキイキしています☆