手話言語研究センター講演会を聴講しました
鳥取県盲ろう者支援センター相談員世川が関西学院大学 手話言語研究センターで開催された講演会を聴講しました。以下、ご報告です!
日 時 12月12日(火)
場 所 関西学院大学 大阪梅田キャンパス(大阪府)
主 催 関西学院大学 手話言語研究センター
対象者 一般
テーマ 「触手話について国際的な研究動向」
講 師
・ルイーザ ウィロウビー博士(オーストラリア モナシュ大学社会言語・応用言語学者)少数言語を使う人が直面する問題などを研究
・岩崎 しまこ博士(オーストラリア モナシュ大学研究員、講師)
日本語と手話の相互作用の分析や文法などを研究
内 容 オーストラリアでの研究成果の報告例、間違えやすい単語の表出方法や手と背中で同時に通訳を受ける方法、誤解の修復、ユーモアの伝え方、手の位置を変えることで話者交代を意味する他。
国内では文部科学省の助成を受け、手話・触手話・指点字使用時の相互作用等を研究するプロジェクトが始まった。
盲ろう者の協力は欠かせない。
感 想 会場では、英語(講師)→日本語(日英通訳)→手話(手話通訳)→触手話・弱視手話・パソコン要約(盲ろう通訳)→盲ろう者へ通訳される様子を客観的に見たこと、自身も日英通訳を介し講義を聞いた事で、通訳者の責任を強く感じた。実際に現場で伝わりにくい「質問」や「話者交代」など触手話ユーザーと一緒に検討・蓄積していきたい。